「座の健康生活」の事業構想

 

「移動用車椅子で一日中過ごす人たちの居住性の改良」という命題を看護学部の教授から頂いた。その頃は装置が重装備になるので移動用に適さないと考えていた。それから8年後、介護用品メーカー担当者からの開発要請に新しい考えが芽生えた。

 

座圧を軽減するのには、加わる圧力を分散するという考え「分圧」があった。

そこに、圧を除くゾーンを作って、圧が強く加わる所=尾てい骨の座圧をゼロに近づけるという考え方をプラスして、

低反発と高反発と無反発を組み合わせたハイブリッドな「除圧」クッションを開発した。

車椅子使用者は離床時間延長のために車椅子での居住性を良くして座位褥瘡を予防しないといけない。また、一般にも座位受難者が多くいることに気が付きユニバーサルデザインに改良した。

現在は、この機能を応用して、正座、胡座、長座位、端座位などすべての座位に対応する和座布団を開発。

今後、災害生活や日常生活また日本の伝統的な文化シーン等々にも用途開発を行っていくことで「座」健康を追求していきたい。